2019.06.14に早稲田大学で行われた第9回早稲田体幹筋機能研究会でポールホッジス先生の講演を聞いてきました。
ポールホッジス先生は世界的に有名なオーストラリアの研究者で現在はクイーンズランド大学の教授をしています。彼はムーブメントコントロール、痛み、リハビリテーションの研究でとても有名です。
僕は2007年くらい(?)に彼の論文を読んで彼のことを知りました。四肢が動き出す前に体幹筋群が収縮し脊柱が安定するという事を彼の論文から学びました。当時学校で書いていたペーパーにも参考文献として彼の論文を使っていました。
そんな彼の講演を実際に聞けるというのはとても嬉しいことで当日はとても楽しみでした。あまりに楽しみだったのか会場へはかなり早い時間に行ってしまったぐらいです。講演やセミナーではいつもそうなのですが、今回も一番前の席で聞かせてもらいました。
今回の講演は「臀部と病理」と「腰痛のための運動療法の効能のメカニズム」についてでした。内容としては特に新しいことでは無かったのですが、今まで自分が考えてきたこと、臨床でやってきたこと、臨床中の思考プロセスが間違ってなく、方向性も合っていることが確認できたのが良かったです。また、それらが彼の研究で証明されているのも改めて確認できて良かったです。
僕は有名な研究家や臨床家の話を機会がある時はセミナーや講演などで直接聞くようにしています。直接話を聞く事は誰から聞くよりも本人の意図がはっきりと分かるのでとても有益なのです。長年の研究や臨床経験からの彼らの話は一言一言が深く、とても貴重だといつも感じます。これからも機会があるごとにいろいろな話を聞きたいと思います。