サンロッカーズ渋谷が2020年オールジャパンで優勝しました。
1、オールジャパンとは
毎年1月に行われるトーナメント方式の大会で正式名称は天皇杯全日本バスケットボール選手権大会といいます。一般的にはオールジャパンと呼ばれることが多い大会です。オールジャパンは1921年に始まり、今年が第95回大会になります。
今年の大会は1次ラウンド、2次ラウンド、ファイナルラウンドとあり、男子は82チームが参加して行われました。ファイナルラウンドには1次と2次ラウンドを勝ち抜いた8チームが参加しました。今年のファイナルラウンドに出場した8チームは、レバンガ北海道、宇都宮ブレックス、アルバルク東京、サンロッカーズ渋谷、川崎ブレイブサンダース、富山グラウジーズ、シーホース三河、そして、滋賀レイクスターズ、です。
日本のプロバスケットボールレベルでは1年に2つ大きな大会があります。1つはリーグ戦方式で長期間に渡って行われるBリーグ、もう1つが短期間でトーナメント方式で行われるオールジャパンです。オールジャパンのそれぞれのラウンドはBリーグのシーズンと重なって行われます。「リーグ中に別の大会があるの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、オールジャパンは歴史ある大会で毎年お正月に行われる事が続けられています。
2、全員での勝利
決勝戦は川崎ブレイブサンダースとの対戦でした。僕はベンチの側で見ていましたがハラハラしながら見ていました。試合開始から接戦が続き息を呑む状態でしたが78-73で勝利し、優勝をしました。チームにとっては5年ぶり2回目の優勝です。
僕はアメリカでNCAAやNBAのファイナルを多くを見てきましたが接戦のなかでこれだけタイムシェアをして、チームのほぼ全員がスコアして勝った試合は覚えていません。試合のスタッツを見れば分かるように文字通りチーム全員による勝利でした。タイムシェアでチームみんながプレーをして、出た時にそれぞれがオフェンス、ディフェンスで仕事をしました。オフェンスでは11人が得点し、ディフェンスでは相手の3ポイントを35本中8本の22.9%に抑えました。素晴らしいです。
3、僕とサンロッカーズ渋谷
さて、僕とサンロッカーズ渋谷についてですが先日のブログで書いたように、今年の1月からスポーツリハビリテーションアドバイザーに就任し、選手のリハビリテーションに携わっています。
そうです、今年の1月からです。まだチームの関わり始めてわずか2週間弱です。こんな短期間で優勝チームの一員になってしまいました。とても幸運です。まだ2週間なので僕はこの優勝には何もしていません。ラッキーとしか言いようがないですよね。
まだチームに入ってから間もないのにオールジャパン優勝という素晴らしい瞬間に立ち合わせていただけて嬉しいです。また、シーズン途中にも関わらず快く僕を受け入れてくださったスタッフと選手に感謝しています。選手たちとも一緒に仕事をしていてとても楽しいです。これからしっかりと自分の仕事をしてチームが今シーズン2つ目のリングを手に入れられるように貢献していきたいと思っています。
参考文献
1、https://ja.wikipedia.org/wiki/天皇杯・皇后杯全日本バスケットボール選手権大会
2、https://zennihon2019-20.japanbasketball.jp/profile/