WFATTに行って良かったこと

2019 WFATT ワールドコングレスに参加しました。今回これに参加して良かったなと本当に思いました。WFATT = World Federation of Athletic Training & Therapyの略です。今回のWFATTのサイトはこちらです。

参加申し込み当初は友人である中山祐介くん(ユッケ)と高谷温子さん(オンちゃん)のプレゼンテーションを聞ければいいかなぐらいの思いでした。しかし、行ってみたら思っていた以上に自分の今に得るものが多く楽しかったです。僕はATCなってからいわゆる学会にはあまり参加して来ませんでした。年に1度行われるNATAの総会にも今までたった2回しか参加していません。

まず、今回のWFATTに行って良かったことは日本ではほぼ無いアスレティックトレーナーの国際学会だったことです。日本に帰国した今、日本で国際学会に参加できることはとても限られています。国際学会なのでもちろん外国人による英語のプレゼンテーションがありました。久しぶりにアメリカ人からアメリカの情報を直接聞けたのは貴重でした。

また、WFATTのような大きな学会に行くと、久しぶりに友人に会えることです。偶然にもノースウエスタン大学のヘッドATであるトーリーに久しぶりに会えて嬉しかったです。ノースウエスタン大学も僕が働いていたシカゴにあるので以前からの知り合いでした。シカゴの人に会えるのはやはり嬉しいです。もちろん日本人ATの友達にも会え、中には帰国してからまだ会えてなかった方もいました。お互いの近居報告をして楽しく話せるのは同窓会のようで楽しいです。

次に、プレゼンテーションの内容がいいなと思えたことです。プレゼンテーションで感じた事の1つはアメリカはATCの仕事の領域がどんどん広がっていて社会での立ち位置が全く違うことです。進み方がすごいなと改めて思いました。例えば、ボーイングなどの企業にATCが常駐していてそこで働く人の怪我の予防などを行なっていて、怪我による仕事の欠勤や会社が負担する医療費を大幅に減らしています。他の例は、海軍にATCがいて、軍人の怪我を大きく減らしていることです。海軍のATCは怪我の予防になるトレーニングをアプリ化し、それを軍人にだけで無く、一般にも提供しています。NOFFSでアプリを検索すると出てきます。無料アプリなのでチェックしてみてください。会社の経費削減に貢献していたり、軍人の怪我の予防に貢献していたりと日本との大きな差を感じました。今回改めてアメリカでのATの職場の広がりを知り、急速に日本の状況が変化する必要があると感じざるをえませんでした。もちろん、日本とアメリカでは文化や社会の制度の違いがあるのでそのまま全てを真似ることは難しいですが、日本の方にはアメリカの状況をもっと知ってもらいたいと思いました。

2つ目は仕事への価値観やどういう思いで仕事に取り組んでいるかということが大切だということです。数人のプレゼンテーションでこれらを紹介していたことが素晴らしかったです。仕事への価値観は人それぞれ違うので何が正解ということは無いです。だから周りのATと同じことをする必要も無いし、周りのATを気にする必要も無いでしょう。重要なのは自分でしっかりした価値観を持ち、それを「なぜ」やるのかを明確に出来て仕事をしているかどうかなのだと思います。先ほどアメリカでのATCの仕事の領域が広がっているという話をしましたが、日本でも自分が確たる価値観があり、それを「なぜ」やるのかを明確にしていれば自分で仕事の領域を広げていけるでしょう。アメリカでも自分たちでATの仕事の必要性を新しいところに紹介し、機会を作り、広げていったのです。仕事への価値観のようなプレゼンテーションをAT学会で聞くことは多くは無いと思います。しかし、多くのATは仕事のことで悩んでる人は多く、このような話は求められているんじゃないかと感じました。僕も含めてこれらのプレゼンテーションがとても参考になった人は多かったでしょう。

WFATTはいつも僕が好んで行くような技術を得るようなセミナーと違った内容でしたが学ぶことが多く参加して良かったです。セミナーとはまた違う雰囲気なので僕には新鮮に感じられまた参加したいなと思いました。また、多くのATCの方がWFATTを開催するにあたって忙しい中1年がかりで準備されていたので感謝したいと思います。ありがとうございました。

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この記事を書いた人

パフォーマンスインテグレーション代表
全米アスレティックトレーナー協会公認、アスレティックトレーナー(ATC)

東京の市ヶ谷で怪我の予防と施術、リハビリテーション、トレーニングを行なっています。腰痛や膝の痛みのリハビリの専門家です。ブログではスポーツ障害や健康に役立つ情報を中心に発信しています。

アメリカの大学(NCAAディビジョン1)にて多競技でアスレティックトレーナー(ATC)として12年間働きました。多くの大学生やプロアスリートの怪我の予防や治療、リハビリを行なってきました。

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