
2021年6月1日に日本に本帰国して4年が経ちました。実は今はもう6月中旬で全く忘れていました。今回のブログではこの4年間日本でアスレティックトレーナーとして活動したことについて振り返ってみようと思います。
帰国して4年経って思うことは「自分は特に何も変わっていない」です。これは自分が前に進んでいないというような、ネガティブな意味でなく、「自分自身の仕事への考え方ややり方は以前と変わってない」というポジティブな意味です。
どうポジティブかというと、俗に言えば「ブレていない」ということでしょうか。この4年を振り返ると僕が仕事でやって来たことは今までと変わっていませんでした。帰国する前と同じスタンダードで仕事に向き合い、同じ結果を求め、同じ結果を出して来ました。環境が変わろうとも自分の信じるところを大きく変えることはありませんでした。
もちろん、多少の調整が必要だったことは言うまでもありません。
22年間住み、仕事をしてきたアメリカから帰国した日本は多くのことが異なりました。もちろん、日本人ですからそんなことは百も承知でした。しかし、頭で分かっている事と実際に経験し、感じることはかなり異なりました。今まで自分の中で作り上げてきた仕事への向かい方があたかも間違っていたかのように錯覚することさえありました。
幸運なことに、この4年間は多くの機会に恵まれ、新たな経験を積むことが出来ました。例えば、日本バスケットボール協会での代表レベルでの仕事やプロチームでの仕事、そして、僕の経営するパフォーマンスインテグレーションでの仕事です。これらで接した選手やクライアントには僕が今までやってきた方法でアプローチしました。僕のセッションを通して僕が今まで学んできた身体に関する知識や経験を伝え、技術を通していい効果を実感してもらいました。もちろん、自分の力不足を感じることもありましたが、それはこの仕事を続ける限り一生続くのでしょう。だから引き続き勉強を続けていくのみです。

「今の自分の状況と向き合って一歩ずつ進んでいく。」
と言っています。それはこの4年間を見ても同じだったと思います。自分の価値観に適した状況を選択し、自分の目の前にいる人に実直に向き合ってきました。このスタイルはアメリカにいた時から一貫しています。
僕が関わることの出来る人の役に立ち、その人達に正しい事、効果的な事を伝えることによって日本のアスレティック トレーニング界に貢献していくことが僕のスタイルなんだと再確認できた4年間でした。


