アメリカにアスレティックトレーニングを勉強しに行った理由

Photo by Mark König on Unsplash

僕はアメリカでアスレティックトレーニングの勉強をして、
アスレティックトレーナーとして働き、後に日本に帰ってきました。
そもそも、何故、僕はアスレティックトレーニングの勉強をしにアメリカに行ったのでしょうか。

目次

1、日本にアスレティックトレーニングの資格がなかった

僕が1995年にアメリカにアスレティックトレーニングのを勉強しに行った理由は
その当時、日本にはアスレティックトレーナーの資格がなかったからです。
1992年ぐらいに僕は日本でアスレティックトレーナーになるにはどうすればいいのか調べました。

そこで分かったことは日本でアスレティックトレーナーとして働いている方は
アスレティックトレーナーという資格を持っているわけでは無いということでした。
彼らは柔道整復師や鍼灸師、理学療法士という資格を持っていて、
アスレティックトレーナーとして働いていました。
調べたところ、アスレティックトレーナーという資格はありませんでした。

もう少し調べると、アメリカでアスレティックトレーナーの勉強をして
日本で働いている方がいることが分かりました。
アメリカにはNATA(全米アスレティックトレーニング協会)という組織があり、
また、大学にアスレティックトレーニングを勉強する学部があることが分かりました。

2、どうしてもアスレティックトレーナーになりたかった

僕はアスレティックトレーナーになることに興味があったので、
当然ながら、アメリカでアスレティックトレーニングを勉強することに興味が湧きました。

僕は他の方のように柔道整復師や鍼灸師、理学療法士の学校に行って、
アスレティックトレーナーになろうとは思わなかったのです。

なぜでしょう?
僕はこんなふうに考えていました。

もし、柔道整復師や鍼灸師、理学療法士になったとしても、
アスレティックトレーナーとして働ける保証はない。
もしかしたら、普通に接骨院などで働いて、
チームで働けない可能性もある。
それは嫌だ!

僕はどうしてもアスレティックトレーナーとして働きたかったので、
それを専門として勉強し、資格を取った方が
自分の夢を叶えやすいと思ったのでした。

それが理由で僕はアメリカに行くことを決めました。
日本とアメリカでアスレティックトレーナーの働く環境が違うことや
他の細かいことはその時点ではあまり分かっていませんでした。
そういう資格があるくらいだから、
たぶんアメリカはそれに関しては進んでいるだろう
ぐらいの感覚でしかありませんでした。
何せ、まだその頃はまだインターネットなんてなく、
アメリカの情報、さらには、アスレティックトレーニングなんていう
とてもマイナーなことの情報はほとんどありませんでしたからね。

3、もし、これから勉強する立場だったらアメリカに行くか

では、今、僕がまた若い頃に戻ったとして、
アメリカにアスレティックトレーニングを勉強に行くでしょうか?

答えは、イエス、です。

現在であれば日本スポーツ協会のアスレティックトレーナーの資格があります。
わざわざ遠くアメリカまで勉強しに行く必要はありません。

では何故でしょう?
それはおそらく、あの環境に憧れると思うからです。

今はインターネットで多くの情報を得ることが出来ます。
少し検索さえすれば、文章でも、写真でも、動画でも
アメリカでのアスレティックトレーナーについて情報が一杯出てきます。
どんな勉強をしているのか、どんな環境なのか、どんな施設なのか、
とても具体的に分かります。

それらの情報の中で特に目を引くのは施設でしょう。
あんな施設で勉強し、働けると思ったら
若い頃の自分だったら一気に心奪われるでしょう。
おそらく、僕が実際に行ったときより、
行きたい気持ちがもっと強くなると思います。


僕はどうしてもアスレティックトレーナーとして働きたかったので、
その資格を取るためにアメリカまで行きました。
当時、情報も限られたなかアメリカに行ったのは思い切ったことでしたが、
自分の希望が叶えられたので本当に良かったと今になっても思います。

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この記事を書いた人

パフォーマンスインテグレーション代表
全米アスレティックトレーナー協会公認、アスレティックトレーナー(ATC)

東京の市ヶ谷で怪我の予防と施術、リハビリテーション、トレーニングを行なっています。腰痛や膝の痛みのリハビリの専門家です。ブログではスポーツ障害や健康に役立つ情報を中心に発信しています。

アメリカの大学(NCAAディビジョン1)にて多競技でアスレティックトレーナー(ATC)として12年間働きました。多くの大学生やプロアスリートの怪我の予防や治療、リハビリを行なってきました。

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