ACL損傷について知っておくべき10個のことについてお話しします。前十字靭帯(ACL)は膝の靭帯の一つで、膝を安定させる主要な靭帯です。ACLはスポーツによる膝の怪我でよく損傷する靭帯です。ACL損傷が発生するよくある動きは急な方向転換や急なピボット、急な停止、ジャンプからの着地です。
ACL損傷について10個の知っておくべきこと
1、ACL損傷はどんなスポーツでも起こりますが、よく起こるスポーツはフットボールやバスケットボール、サッカーです。
2、ACL損傷は男性よりも女性に多く見られます。
3、50%のACL損傷は膝にある他の靭帯や軟骨も一緒に損傷します。例えば、内側側副靱帯や外側側副靭帯、後十字靭帯、半月板です。
4、ACLと共に上記した靭帯などが損傷した場合、一般的には手術が勧められます。
5、70%のACL損傷は接触の無いスポーツで起こります。
6、ACL損傷をした選手のうちの50%は損傷後10−20年のうちに変形性関節症が発症します。
7、週2−3回の予防エクササイズやトレーニングでACL損傷のリスクを減らすことができます。
8、その予防エクササイズは10−15分の短い時間で終わらせることができます。予防エクササイズの例はストレッチやストレングス トレーニング、ジャンプ トレーニング、バランス トレーニングです。
9、研究によると、予防エクササイズやトレーニングをやることによってACL損傷や他の膝の怪我を50%減らすことができます。
10、予防エクササイズやトレーニングは垂直跳びやエアロビックフィットネス、スプリントのスピードなどのスポーツパフォーマンスを向上させることができます。
参考文献
NATA News March 2016