バスケットボールのアメリカ全米大学選手権がついに始まりました。いわゆるNCAAトーナメントと呼ばれる大会です。3月に開催され、全米中が盛り上がることから「マーチマッドネス」とも呼ばれています。今日から既にプレーインの試合が行われています。
アメリカ全米大学選手権とは
このトーナメントには全米大学体育協会のディビジョン1に所属する約350校から68チームが招待されます。そのうち、8校が「プレーイン」と呼ばれる試合を1試合行います。2試合がEastとWestの第11シード、他の2試合がEastとWestの第16シードをかけて戦います。そして、64チームによって1回戦が始まります。
トーナメントはEast, West, South, Midwestと分かれていて、それぞれの地区は第1シードから第16シードまであり、1と16、2と15…と対戦することになります。
2019年アメリカ全米大学選手権
今年の第1シードはデューク、ゴンザガ、バージニア、ノースカロライナです。このうちゴンザガ以外はACC(アトランティック コースト カンファレンス)からの選出です。同じカンファレンスから3校が第1シードになった今年はACCの強さを象徴しているでしょう。
このACCからは15校中7校がトーナメントに、BigTenから14校中8校が、SECからは14校中7校が出場しています。レギュラーシーズンではこの3つのカンファレンスのレベルが高かったと言えます。しかし、トーナメントは1発勝負ですからどうなるかは分からないです。
このトーナメントで面白いところはシード通りに勝ち進まない事です。NCAAトーナメントの長い歴史の中で毎年シードの低いチームがシードの高いチームに勝つ事が多くあります。これを「アップセット」と呼びます。特に、1、2回戦でアップセットが起こる事が多く、多くの人がこれに興奮します。僕もアップセットが大好きで、いわゆる「弱い」学校が「強い」学校に勝つのを見るを毎年楽しみにしています。