
症例レポート
非外傷性股関節痛、30代、男性、プロ野球選手
年齢、性別
30代、男性
来院の動機
左股関節前面の痛みが数年続いており、さらに右股関節前面にも数ヶ月前から痛みが出現したため来院。
ご来院時の状況
両股関節への怪我は無いが、これらの箇所の硬さや関節の動きの悪さを以前から感じている。特に野球の投球時、右股関節に体重が乗る場面や、左股関節が回旋する動作で痛みを感じる。痛みのスケール:6/10。
検査結果
- 両側の骨盤が前傾位
- スクワットで左股関節に痛みがある
- 片足スクワットで両股関節に痛みがある
施術内容・経過
症例経過サマリー(全4回)
| 回数 | 股関節の症状 | 検査上の主な変化・気づき |
|---|---|---|
| 初回 | 投球や動作時に両股関節の痛み | 骨盤・仙骨のアライメント異常、股関節周囲筋の機能低下 |
| 2回目 | 股関節の痛みが軽減。キャッチボール時の体重移動も改善 | 両側の骨盤前傾、股関節周囲筋の機能低下、股関節可動域の制限 |
| 3回目 | 今シーズンで一番良いピッチング。右股関節は違和感のみで痛みなし | 骨盤の左右差(左前傾・右後傾)が改善傾向、股関節機能が向上 |
| 4回目 | 遠征移動後に左股関節の違和感が出現するも、プレーは継続可能 | 骨盤の左右差は残存するが、可動域改善を継続して調整 |
初回
セッション内容
- 骨盤の位置の調整
- 仙骨の位置の調整
- 機能低下している筋肉の抑制と活性
- 筋膜リリース
ホームエクササイズ
- 機能低下している筋肉を活性化させるエクササイズ
2回目(次の日)
来院時の症状
今日の両股関節の痛みは悪くない。キャッチボール時の体重移動時の股関節の痛みも軽減した。
検査結果
- 両側の骨盤が前傾位
- 股関節周辺の筋肉の機能低下
- 股関節の可動域が小さい
セッション内容
- 骨盤の位置の調整
- 仙骨の位置の調整
- 機能低下している筋肉の抑制と活性
- PRI エクササイズ
PRIエクササイズ: 呼吸や姿勢のアンバランスを整えるための特殊な運動療法
ホームエクササイズプログラム
- 機能低下している筋肉を活性化させるエクササイズ
- PRI エクササイズ
3回目(前回から5日後)
来院時の症状
昨日の試合でのピッチングは今シーズンで一番良かった。今日は右股関節の違和感があるが、痛みは無い。
検査結果
- 骨盤の左右差は残るものの、股関節の機能が向上
- 股関節周辺の筋肉の機能低下
- 股関節の可動域が小さい
セッション内容
- 骨盤の位置の調整
- 機能低下している筋肉の抑制と活性
- 筋膜リリース
- PRI エクササイズ
ホームエクササイズプログラム
- 機能低下している筋肉を活性化させるエクササイズ
- PRI エクササイズ
4回目(前回から6日後)
来院時の症状
昨日の試合では左股関節に違和感があった。先週の遠征での移動後に違和感が始まった。
検査結果
- 左側の骨盤が前傾位、右側の骨盤が後傾位
- 股関節周辺の筋肉の機能低下
- 股関節の可動域が小さい
セッション内容
- 骨盤の位置の調整
- 可動域の改善
- PRI エクササイズ
ホームエクササイズプログラム
- PRI エクササイズ
院長のコメント
30代男性のプロ野球選手で、股関節痛を主訴に来院されたケースです。初回来院時には長期間にわたり股関節の痛みに悩まれていましたが、週1回の施術とホームエクササイズを継続したことで短期間で状態が改善しました。4回目のセッション以降は股関節の違和感がほぼ消失し、その後は他部位のコンディショニングへ移行しました。ホームエクササイズの種類は比較的多めでしたが、毎日継続して実施されたことが早期改善につながったと考えられます。
※改善には個人差があります
