今回は慢性の怪我と予防について知っておくべきこと10個を紹介します。シカゴではやっと気候が良くなり、多くの人が外で運動を楽しんでいます。ランニングやサイクリング、サッカーなどいろいろなスポーツを皆さんが楽しんでいます。シカゴでもランニングの人気は高く、本格的なランニングシーズンに入り毎週どこかでレースが行われています。皆さんもレースに向けてトレーニングに励んでいるのではないでしょうか。ランナーの間では慢性の怪我が多いのですが、スポーツの種類に限らずどのスポーツでも慢性の怪我は見られます。慢性の怪我は持久力を要するスポーツの選手だけの怪我ではないのです。
慢性の怪我について5つの知っておくべきこと
1、慢性の怪我の原因はオーバートレーニングや休養不足、間違ったトレーニングと技術、筋肉の弱さとバランスの悪さです。中高生の早い時期に1つのスポーツに専念することは慢性の怪我の原因の1つです。
2、慢性の怪我による長期間にわたる影響は身体機能の低下や精神的ストレス、スポーツからの長期離脱です。
3、慢性の怪我共通することは炎症や腱炎、全身のストレスです。
4、慢性の怪我が起こる傾向は徐々に症状が始まることや長期に渡って診断されていないこと、長期に渡って治療されていないことです。
5、疲労骨折もよくある慢性の怪我の1つです。疲労骨折は筋肉の疲労により衝撃が吸収されづらくなり、衝撃が骨に伝わるために起こります。
慢性の怪我の予防について5つの知っておくべきこと
1、クロストレーニングをしましょう。いろいろなスポーツをやることによって全身のトレーニングになり、特定の箇所へのストレスを減らします。
2、トレーニングのし過ぎに注意しましょう。少なくとも週1日は休養日が必要です。休むこともトレーニングの一環!
3、身体の回復のために十分な栄養を摂りましょう。栄養素はトレーニングによって傷ついた結合組織の回復を促進します。
4、1つのスポーツのシーズンが終わったら、そのスポーツから数ヶ月の休みを取りましょう。長期休養は怪我や疲労からの回復の助けになると共に、精神的なバーンアウトの予防にもなります。この休養期間にはストレングスとコンディショニングのトレーニングに集中しましょう。
5、少なくとも年に1度は健康診断を受けましょう。それによって、命に関わる疾患を見つけることが出来ますし、慢性の怪我の要因を見つけることができます。
参考文献
NATA News April 2016