良くならない膝の痛み、実は腸腰筋の働きの低下かも

腸腰筋の働きと膝の痛みの関係

多くの方が膝の痛みを長年持っています。多くのことを試してきたけど良くならない人もいます。

「整形外科に行っても『特に異常なし』と言われた。」
「接骨院や整体にも行ったけど、変わらない。」
「もうこの膝の痛みとは、一生付き合っていくしかないのか…」

こんなことを言われたり、そんなふうに感じている方へ。あなたの膝の痛み、膝ではなく“腸腰筋”が原因かもしれません。今回は腸腰筋が膝の痛みの原因である可能性についてお話します。

目次

膝には異常がないのに痛い理由

膝の痛み

膝が痛く、整形外科でレントゲンやMRIを撮ったけれど、「特に膝に異常はなし」と言われた方は多いのです。
膝周辺の骨や筋肉に異常が無いけど膝は痛い。日常生活で階段の上り下り、椅子からの立ち上がる時に痛かったりしませんか。この場合、機能的な問題の可能性があります。

機能的な問題とはどういうことでしょう。この場合、膝の骨や靭帯、筋肉は傷ついていないけど、特定の動きをすると膝に痛みが出るということです。この痛みは実際の痛みの部位が原因ではなく、他の体の部位の不調を補うために生じているのです。ちなみに、これを代償運動と言います。

腸腰筋の働きと膝の関係

腸腰筋

腸腰筋(ちょうようきん)は股関節を安定させる機能がある筋肉です。腸腰筋とは2つの筋肉を指していて、具体的には大腰筋(だいようきん)と腸骨筋(ちょうこつきん)のことです。これらの筋肉の主な役割は股関節を曲げることです。同時に股関節の安定も重要な役割となっています。大腰筋は腰の背骨から始まり、腸骨筋は骨盤の内側から始まり、二つの筋肉は腿の骨の内側に付着しています。

腸腰筋は歩行や階段の上り下りで使われる筋肉の一つです。これらの動作で使われる膝の負担を間接的に減らしています。腸腰筋の働きが低下しているとこの動作の時に一緒に働いている大腿四頭筋に過剰な負担がかかりますこれにより、膝周辺の筋肉が使いすぎになり、膝の向きや動きにズレが起きて、結果的に痛みにつながるんです。

どうやって見分けるのか?(当院での評価方法)

無理に痛い動作をさせたり、グイグイ押したりすることはありませんのでご安心ください。立位や片足立ち、スクワット、片足スクワットなどで体の動かし方を評価します。また、それぞれの筋肉の働きを神経機能的に評価します。その結果に基づき、神経反射レベルで腸腰筋の働きを再活性化します

「膝だけ」に注目しても、良くならないことがある

痛みが生じているのは「膝」ですが「膝だけ」に注目しても良くならないことがあります。そんな場合、本当に見るべきは体全体の使い方、神経の反応パターンです。


当院ではその問題を改善するためのエクササイズを処方します。「他では教えてもらえなかった視点」があるかもしれません。もしあなたも、どこに行っても良くならなかった膝の痛みに悩んでいるなら、一度、腸腰筋の状態をチェックしてみませんか?

ご予約はこちらからどうぞ。

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パフォーマンスインテグレーション:東京、市ヶ谷のプロ選手も通うスポーツの怪我のリハビリテーション専門院。米国アスレティックトレーナー(ATC)による施術とリハビリテーション。痛みの軽減とスポーツへの復帰をお手伝いします。16年間アメリカのトップアスリートを支えた実績。豊富な経験と知識、高い技術であなたの身体をケアします。ホームページはこちら

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この記事を書いた人

パフォーマンスインテグレーション代表
全米アスレティックトレーナー協会公認、アスレティックトレーナー(ATC)

東京の市ヶ谷で怪我の予防と施術、リハビリテーション、トレーニングを行なっています。腰痛や膝の痛みのリハビリの専門家です。ブログではスポーツ障害や健康に役立つ情報を中心に発信しています。

アメリカの大学(NCAAディビジョン1)にて多競技でアスレティックトレーナー(ATC)として12年間働きました。多くの大学生やプロアスリートの怪我の予防や治療、リハビリを行なってきました。

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