ペイジ ベッカーズが脛骨高原骨折【動画あり】

コネチカット大学女子バスケットボール部のエースであるペイジ ベッカーズ(Paige Bueckers)が先日の試合中に脛骨高原骨折の怪我をしました。

彼女は現在2年生ですが昨年1年生の時に年間最優秀選手賞を受賞した全米でトップ選手の1人です。

今回は彼女の受傷シーンの紹介と脛骨高原骨折について簡単に説明します。

動画
目次

ペイジ ベッカーズの場合

ノートルダム大学との試合中にこの左膝の怪我は起こりました。

動画を見ての通り、今回の怪我はノンコンタクトで起こりました。

ベッカーズがバックコートからドリブルでボールを運んでいる時で、ディフェンスから強いプレッシャーをかけられていたわけではありませんでした。

左足を踏み出したときに膝が過伸展したように見えます。

記事によると、MRIとCTスキャンの画像により脛骨高原骨折と診断されました。

しかし後日、当初考えられていた保存療法ではなく、手術で脛骨を修復する可能性があることが発表されました。

今のところどちらになるか明確な情報は見当たりません。

脛骨高原骨折とは

脛骨高原骨折とは上の絵のように、脛の骨(脛骨)の膝に近い側の部分が折れる怪我です。

上の絵はあくまでもイメージで、折れ方にはいくつかのパターンがあります。

この怪我の場合、軽度の場合はギプスで固定する保存療法で治癒を待つ場合と骨折部がずれている場合は手術によりスクリューやプレートで固定する場合があります。

保存療法の場合、復帰まで6〜8週間かかるのが一般的な時間ですが、手術となった場合はそれ以上かかります。

脛骨高原骨折の場合、脛骨の骨折と同時に周辺の靭帯などの損傷があるときがあります。

それにより手術をした場合は復帰への時間が変わります。

ペイジ ベッカーズ選手は昨年1年生ながら素晴らしいプレーをしました。

速い回復を祈ると共にまたあの素晴らしいプレーを見れるのを期待しています。

ちなみに、動画の女性解説者はサラ クースタックという人で僕が大学院にいた時の選手です。

素晴らしいシューターでした!

現在は大学だけでなく、NBAのネッツの解説もしています。

サラが活躍していてとても嬉しいです!

パフォーマンスインテグレーション

パフォーマンスインテグレーションではスポーツ障害への施術と運動療法を行なっています。

怪我からのパフォーマンス向上、スポーツへの復帰をお手伝いします。

参考文献

1、https://www.espn.com/womens-college-basketball/story/_/id/32812831/uconn-paige-bueckers-6-8-weeks-fracture

2、https://www.espn.com/womens-college-basketball/story/_/id/32845644/uconn-women-basketball-star-paige-bueckers-considering-knee-surgery-miss-more

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この記事を書いた人

パフォーマンスインテグレーション代表
全米アスレティックトレーナー協会公認、アスレティックトレーナー(ATC)

東京の市ヶ谷で怪我の予防と施術、リハビリテーション、トレーニングを行なっています。腰痛や膝の痛みのリハビリの専門家です。ブログではスポーツ障害や健康に役立つ情報を中心に発信しています。

アメリカの大学(NCAAディビジョン1)にて多競技でアスレティックトレーナー(ATC)として12年間働きました。多くの大学生やプロアスリートの怪我の予防や治療、リハビリを行なってきました。

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