MISIAさんが骨折したのはどこ? 胸椎棘突起骨折について

MISIAさんが骨折をした胸椎棘突起とはどこなのでしょう?棘突起骨折の一般的な治療方法や治るまでの時間について説明をします。

MISIAさんが落馬して骨折したようなんだけど、背骨の第6、7胸椎棘突起部ってどこなのだろう?

治るまでの時間はどれくらいかかるのかな?

目次

第6、7胸椎棘突起部ってどこ?

第6、7胸椎棘突起部は写真の赤い部分、左右肩甲骨の下の部分の間にある背骨の出っ張っている部分です。

棘突起(きょくとっき)とは椎骨(ついこつ)いわゆる背骨の1部分で後ろに出っ張った部分です。皆さんが背中を触って「背骨!」と言うところです。

椎骨とは積み重なっている背骨の1つのことです。積み重なっている背骨全体を脊椎(せきつい)と言います。

第6、7胸椎とは胸の部分の上から6番目と7番目の椎骨のことです。

脊椎は5つのエリアに分かれています。首の部分を頸椎(けいつい)、胸の部分を胸椎(きょうつい)、腰の部分を腰椎(ようつい)、その下に仙骨(せんこつ)尾骨(びこつ)があります。

頸椎は7つの椎骨から成っていて、1〜7と上から番号がついています。例えば、頸椎の1番上はC1と呼ばれます。この「C」はcervicalのCで、英語で頸部ことをcervicalと言います。

胸椎は12個の椎骨から成っていて、1〜12と上から番号がついています。例えば、胸椎の1番上はT1と呼ばれます。この「T」はthoracicのTで、英語で胸部のことをthoracicと言います。

腰椎は5つの椎骨から成っていて、1~5と上から番号がついています。例えば、腰椎の1番上はL1と呼ばれます。この「L」はlumbarのLで、英語で腰部のことをlumbarと言います。

治療方法は?

胸椎棘突起部骨折の治療方法は固定です。

一般的にはコルセットによる固定で骨が治るのを待ちます。市販されているコルセットから型をとって作るカスタムのものもあります。

コルセットの一例

重症の場合は手術で固定が必要な場合もあります。

治るまでにかかる時間は

治るまでにかかる時間ですが、骨折の場合、一般的に6〜8週間と言われています。これは身体のどの部分でも同じです。もちろん、骨折の度合いによってはこれ以上かかる場合もあります。

この時間はあくまでも骨が治るまでの期間です。それからリハビリテーションが必要です。固定している間に筋肉は衰え、関節の可動域も減少します。普段の生活やそれ以上の活動をするためにはこれらを回復させる必要です。

まとめ

  • 第6、7胸椎棘突起部は写真の赤い部分、左右肩甲骨の下の部分の間にある背骨の出っ張っている部分。
  • 治療方法は一般的にコルセットによる固定。
  • 治療期間は一般的に6~8週間。
  • その後に機能回復のためにリハビリテーションが必要。

先日、MISIAさんのコンサートに行きました。あまりの上手さに感動しました。マジで、すごかったです!
MISIAさんの回復を祈っております。そして、また素晴らしい歌声を聞かせてほしいですね。

参考文献

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7971be85e575c08f7f432f5c87a0e075e7bb4f

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この記事を書いた人

パフォーマンスインテグレーション代表
全米アスレティックトレーナー協会公認、アスレティックトレーナー(ATC)

東京の市ヶ谷で怪我の予防と施術、リハビリテーション、トレーニングを行なっています。腰痛や膝の痛みのリハビリの専門家です。ブログではスポーツ障害や健康に役立つ情報を中心に発信しています。

アメリカの大学(NCAAディビジョン1)にて多競技でアスレティックトレーナー(ATC)として12年間働きました。多くの大学生やプロアスリートの怪我の予防や治療、リハビリを行なってきました。

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