スポーツ選手が前十字靭帯を損傷した時に手術をするかどうかの選択

Photo: www.atlanticortho.com

最近に前十字靭帯を切ってしまって手術について悩んでいたり、心配している人がいると思います。

こんな事が心配ではありませんか?

  • 前十字靭帯を切ってしまったんだけど手術をしないといけないの?
  • 手術をしたらスポーツに復帰できるの?
  • 手術後のリハビリの期間はどれくらいなの?

大きな怪我でびっくりしてたり、ショックだったりしてますよね。
初めての大きな怪我だったり、今まで手術をしたことが無かったら不安ですよね。
病院の先生に説明はされたけど、パニックで頭に入らなかった…。
という人もいるのではないでしょうか。

これらの気持ちはよく分かります。

アメリカの大学でアスレティックトレーナーとして働いてきた僕が簡単に説明をしますね。

目次

前十字靭帯を損傷したときの治療の選択肢

結論:一般的にスポーツを続けるなら手術をした方がいいです。

なぜなら、膝のグラグラ感が無くなるからです。
前十字靭帯を再び作ることによって、膝の曲げ伸ばしの時に膝が安定します。
プレーの際に膝の崩れる感じもなくなります。

そして、痛みが減ります
前十字靭帯が無い状態だと膝が安定しないため、膝の一部に負担がかかりやすくなります。
その負担のかかっている場所が圧迫されたり、損傷をしたりして痛みにつながります。

また、更なる怪我のリスクが減ります
先ほど述べたように、膝の一部に負担がかかることによって軟骨損傷や半月板損傷などのリスクが高くなります。

では手術をしなくてもいい場合とはどんなときでしょう。
それは、もう激しい運動はしない、ランニングのように直線的な動きの運動しかしない、高齢である、などが考えられるでしょう。

例えば、趣味でランニングをする程度の場合はリハビリにより筋力を高め膝の安定性を高めることで大丈夫な場合もあります。
しかし、趣味程度とはいえ、方向転換が伴うスポーツを行うようであれば手術はした方がいいでしょう。

前十字靭帯を損傷からスポーツへの復帰

結論:手術後にしっかりとリハビリをしたらスポーツに復帰できます。

手術後は膝が安定してプレーできるようになります
プレー中によくある、突然の方向転換やカッティングの動きなども問題なくできるようになります。
また、ジャンプからの着地の際も膝が崩れたりしません。

前十字靭帯のけがで選手生命が絶たれるなんて昔の話です
前十字靭帯の損傷は大きな怪我であることには変わりませんが、手術をしてしっかりとリハビリをしたらスポーツに問題なく復帰できる時代です。
僕が前十字靭帯のリハビリをやってきた選手は全員が競技に復帰していて、
復帰できなかった選手は1人もいません

前十字靭帯の手術後のリハビリの期間

結論:前十字靭帯の手術後のリハビリの期間は競技によりますが、男子は6ヶ月から9ヶ月、女子は9ヶ月から12ヶ月で復帰できます。

これはあくまでも僕の経験上の時間です。
もちろん、もっと早かったり、もっと遅かったりする場合もあるでしょう。

可動域や筋力の回復、動きの改善や回復にはこれぐらいの時間がかかります
手術後は驚くほど脚が細くなり、膝も曲がらなくなります。
それらを回復させ、スポーツの激しい動きができるようになるまでには時間が掛かるのです。

先に言った男女間での時間の違いは筋力の差が大きく関係していると僕は経験上思います。
これは解剖学的、生理学的違いなのでどうすることもできないでしょう。
しかし、無理をして早く復帰するよりも確実に回復させ、再受傷しないことが最も重要なことです

また、スポーツへの復帰と復帰までの時間はしっかりとしたリハビリをやるということが前提条件です。
ただ、手術をして前十字靭帯を再建しただけでは復帰はできません。
毎日コツコツとやるべきリハビリをこなすことで復帰ができるのでそれを忘れずにいてください。

まとめ

  • 一般的にスポーツを続けるなら手術をした方がいい
  • 手術後にしっかりとリハビリをしたらスポーツに復帰できる
  • 前十字靭帯の手術後のリハビリの期間は競技によりますが、男子は6ヶ月から9ヶ月、女子は9ヶ月から12ヶ月で復帰できる

YouTubeでも同じ内容を配信しているので動画もご覧ください。

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この記事を書いた人

パフォーマンスインテグレーション代表
全米アスレティックトレーナー協会公認、アスレティックトレーナー(ATC)

東京の市ヶ谷で怪我の予防と施術、リハビリテーション、トレーニングを行なっています。腰痛や膝の痛みのリハビリの専門家です。ブログではスポーツ障害や健康に役立つ情報を中心に発信しています。

アメリカの大学(NCAAディビジョン1)にて多競技でアスレティックトレーナー(ATC)として12年間働きました。多くの大学生やプロアスリートの怪我の予防や治療、リハビリを行なってきました。

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