相撲協会が審判規則を変更しました。
取り組みの際に怪我があった場合についてのルールを変更したとのことです。
新聞記事に基づいて、僕の思ったことを共有します。
2021.01.28東京スポーツweb版によると
日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で理事会を開き、審判規則を一部変更し、脳振とうなどで力士の立ち合いが成立する前に相撲が取れる状態ではないと審判委員が認めた場合、協議の上で当該力士を不戦敗とできるとの項目を追加した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e277d0636f2df4bdd52707262436b515d338894?fbclid=IwAR3JYtloU7uyZ6NkmXQatOTUIDL-J_O6PkRxfyEVuJa0voCMGdMsweU_las
相撲協会が先日の湘南乃海の怪我を重く受け止めて、早速ルールを変更したのだと思います。
これは協会として早く行動に移したことはいいことですね。
素晴らしいと思います。
あまり詳しい記事が見つからないのでこの記事を読む限りですが、僕が気になる点があります。
それは「審判委員が認めた場合」についてです。
具体的にはこの審判委員は医療知識に基づいた正しい判断ができるかどうかです。
Wikipediaによると
審判委員は審判部に所属する年寄が勤める。
https://ja.wikipedia.org/wiki/勝負審判
と記載されています。
つまり、医師などの医療従事者やアスレティックトレーナーではありません。
専門家では無い彼らが正しい判断ができるかが疑問に残ります。
アスレティックトレーナーとしては専門家がその場にいて、その人が判断するという体制にするのが力士の健康と安全のために最善だと思います。
審判委員も専門ではないことを判断し、決断することは難しく、不安だと感じるでしょう。
また、力士も専門家に判断してもらったほうが安心だと思います。
折角、審判規制の変更という素晴らしいことをするのですから、力士にとって最善の状態を作ってあげるのがいいと思います。