
スポーツで怪我をしたらまずどこに行くかはとても重要です。しかし、どこに行ったらいいのかよく分からないと感じている方が多くいると思います。病院、整体院、接骨院、鍼灸院など多くの選択肢がありますよね。何となく普段行っているところに行くということがほとんどだと思います。今回はスポーツで怪我をしたらまずどこに行けばいいかをアスレティックトレーナーの視点から説明をします。
動画解説:スポーツで怪我をしたらまずどこに行くべきか?
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スポーツで怪我をした時はまず病院の整形外科に行く
スポーツをしていて怪我をする時がありますよね。例えば、足首を捻ったとかはよくありますよね。このような怪我や別の怪我でもまずは病院の整形外科に行きましょう。当院や治療院ではなく、最初は病院の整形外科に行く事をオススメします。
まずは診断をしてもらう必要がある
なぜ、病院の整形外科にいく必要があるのでしょうか?それは、何の怪我なのか医師に診断してもらう必要があるからです。また、「これはこの怪我です」と断定できるのは医師だからです。
もう一つ重要なことは、多くの怪我の場合、レントゲンやMRIなどの画像診断が必要となるからです。画像を撮ることを指示できるのもまた医師です。画像を撮ることで体の何が損傷しているか確実にわかります。例えば、骨折をしているかどうかはレントゲンを見ることでほぼハッキリします。
手技による検査で多くのことが分かりますが、はっきりさせるためには画像を撮ることです。どの怪我なのかはっきりさせることが怪我の回復、そして、競技への復帰にとても重要なのです。なぜかというと、どのような怪我なのか分かることでその後の治療方針やリハビリの方法が明確になり、適切な方向に進めることができるからです。
診断の後、当院や治療院に行く
病院に行ったのであれば、その後に当院や治療院に行く必要は無いのでは?と思われる方も多いかもしれません。しかし、スポーツの怪我に関しては必ずしもそれだけで十分では無い場合が多いです。なぜなら、整形外科での治療は手術もしくは薬の処方が主だからです。
もう少し説明をすると、スポーツへの復帰を考えた場合、損傷した部位を治したり、痛みや炎症を抑えるだけでは以前のようにプレーができないことが多いです。もちろん、これらの治療は必要ですがこれとは別に怪我をした部位の機能を怪我の前に戻すことが大切だからです。それにはリハビリテーションが必要になります。
それを行うの場所は当院や治療院、または病院内のリハビリ室になります。どんなことをするかと言うと手技療法、物理療法、運動療法です。これらをを行うことで痛みの軽減、可動域の回復、筋力の回復、体の動きの回復などが行われます。
怪我をした後は痛みがまだ残っていたり、関節の動きが悪かったり、力強さが失われていたり、これらが原因で以前のように動けないことが多くあります。これらを改善しなければ怪我前のプレーのレベルに戻らないだけではなく、今後プレーのレベルを上げることも難しいです。そして、一番重要なのは再び怪我をしてしまう可能性が高くなることです。だからこそ痛みを無くすことだけを考えるのではなく、リハビリテーションをしっかり行うことが重要なのです。
スポーツで怪我をしたらまずどこに行くか、そして1つの医療機関だけでなく体の状態に合わせて利用する場所を変えることが大切です。スポーツへ復帰をするためにその時の体に必要なことを行う場所に行くことが重要です。
まとめ
- 怪我をしたらまず病院の整形外科にいく
- 何の怪我なのか診断を医師にしてもらう
- 診断の後、当院やその他の治療院でリハビリテーションを競技に復帰するために行う


