2018年2月に発表されたWHOファクトシートを見ていきましょう。筋骨格系疾患の重要な事実として5つ挙げられています。
1、筋骨格系疾患は、世界で能力障害への 2 番目に大きな要因であり、腰痛が世界の単独 の能力障害では第 1 位の原因である。
以前から変わらず世界で腰痛が1位です。アメリカでも日本でも腰痛のクライアントさんを多く見ます。それからも腰痛に苦し む方が多いのは日々感じます。筋バランスの悪さからくる腰痛は防ぐことができますし、すでにヘルニアがある場合でも痛みのコントロールや予防は徒手や運動で可能です。
2、筋骨格系疾患と傷害は、高齢者だけの病状ではなく、各年齢層を通じて広く存在する。3 人に 1 人から 5 人に 1 人の割合の人々が、痛みや能力障害などの筋骨格系の疾患を 患っている。
高齢者だけの問題ではありません。今では若い人にも肩そして腰、膝の痛みが多く広がってますね。ゲームやスマホ、長時間の座り仕事や運動不足が原因の一つと考えられます。皆さんの周りにも痛みに苦しんでる人はいらっしゃるのでは?
3、筋骨格系疾患は、機動性や器用さを著しく制限し、早期の退職につながり、貯蓄した富を減少させ、社会的役割に参画する能力を減らす。
動きづらくなることで好きなことが出来なくなり、人生の楽しみが減ってしまいます。趣味ができなくなったり、お子さんとキャッチボールできなくなったり、お孫さんと遊べなくなったり、ショッピングに行くのが辛くなったり。身体のメインテナンスと運動で予防をしましょう!
4、持続的な痛みの症状のほとんどは、筋骨格系疾患によって説明されている。
慢性的な身体の痛みは身体のバランスの崩れから来ることが多いです。特に筋バランスの崩れが多いので、それを改善することによって痛みの減少に繋がります。
5、多疾患罹患状態の中でも高い割合で、筋骨格系疾患は多疾患罹患を訴える人の 3 分の 1 から半分に見られ、またうつ病との関係も非常に一般的である。
これは3番目の事と関連がありそうですね。痛みや動きづらくなる事はストレスになります。それが精神的に影響する事は容易に予想できますね。
パフォーマンス インテグレーションでは徒手とエクササイズで身体のバランスを保つことによって怪我の予防、痛みの軽減、パフォーマンスの向上を行なっています。セッションに興味のある方はこちらからご予約やご連絡ください。よろしくお願いします。
参考文献
https://www.japan-who.or.jp/act/factsheet/000Mus.pdf