アメリカでは多くのプロ選手が自分の身体に気を使っています。
練習にスキルトレーニング、ウエイトトレーニングそしてリハビリと治療。
もちろん、それらをしっかりやっていますが、彼らはそれだけではありません。
もっと大きな意味でコート外でも身体全体に気を使っています。
例えば、瞑想や睡眠です。
コービー ブライアントは瞑想や睡眠によってプレーが向上したと述べています。(2)
コービーと瞑想
コービーが瞑想と出会ったのはフィル ジャクソンがレイカースのヘッドコーチに就任した2000年のことでした。(1)
フィルはフィルムルームの電気を消し、チームみんなで瞑想をさせたのでした。(1)
コービー曰く、やらないという選択肢はなかったそうです。(1)
フィル ジャクソンが禅やマインドフルネスに興味があることは以前からとても有名で、ブルズ時代にもこれらを選手たちに実践させていました。
「Sacred Hoops: Spiritual Lessons of a Hardwood Warrior」という本も書いています。
コービーは瞑想を始めたことによる効果を、試合中のファンからの野次やプレッシャーのかかった状況下でも影響されることがなくなったと言います。(1)
また、チームは精神的に高ぶりすぎたり、低すぎたりすることなく、その瞬間に集中し不安を感じることがなくなったと言っています。(1)
コービーは毎朝10−15分間瞑想をしていたそうです。(2)
なぜ朝に瞑想をしていたかというと、瞑想をすることによって1日を自分のペースでコントロールでき、落ち着いて物事に対処できると感じていました。(2)
普段の生活では自分の周りに起こっていることばかりに気が行きがちだが、瞑想をすることによって自分自身に目を向けることができるとコービーは感じたそうです。(2)
瞑想については以前に投稿したのでこちらも読んでみてください。
コービーと睡眠
コービーはいつも寝つきが悪く、どうやったら脳を休めることができるか分からなかったそうです。(2)
そのため、若い頃は2−3時間しか寝ていなかったそうです。(2)
そのうち、コービーは試合でのプレーに精細さを欠き始めました。(2)
練習やトレーニングは人一倍やっていたのでそれらが原因ではないことは分かっていたので、コービーは他に原因を探しました。(2)
そして、コービーが気づいたのは睡眠時間の短さでした。(2)
2−3時間しか寝ないことが自分の満足するプレーをできなくさせていたのです。(2)
もう21歳の時のように若くないから2−3時間の睡眠ではダメだと自分に言い聞かせ、毎晩しっかり寝るようにしたのでした。(1)
コービーからのアドバイス
- 毎日5分間の瞑想を始める。できることなら朝にやる。(2)
- 今より30分多く睡眠を取るようにする。(2)
まとめ
心と体は深く関係していて、共にバランスが必要です。
心の落ち着きと健康が生活を豊かにするのには重要です。
その基本となるのが瞑想と睡眠です。
コービーが実感し、アドバイスしているように少しずつでいいので瞑想と睡眠に取り組んではいかがでしょうか。